Claude奮闘記

交通KYを
Claudeで時短する話

2026.04  ·  #09  ·  Claude / 仕事効率化

職場にはKY活動(危険予知活動)がある。

作業前に「どんな危険が潜んでいるか」を洗い出し、対策を考えて、行動目標を立てる。安全管理の基本であり、ちゃんと頭を使うべき大切な時間だ。特に、高所作業や密閉空間への立ち入りなど、一歩間違えば取り返しのつかない作業のKYは、真剣に向き合う必要がある。

ただ、毎週ルーティンでやる交通KYの話をすると、少し事情が変わってくる。


Problem — 「また同じ内容か」問題

交通KYは週次で提出が求められることが多い。「今週の運転で想定される危険と対策を書いてください」というやつだ。

これが積み重なると、「先週も似たようなこと書いたな」「また追い越し車線か」という感覚になってくる。内容が形骸化するというか、手が覚えてしまって脳みそが動いていない状態になりやすい。

かといって白紙から毎回ゼロで考えるのも、時間と気力がいる。もっとうまい方法はないかと思っていた。


Idea — Claudeに投げてみた

試しに、お題だけ送ってみた。

ME

KYのお題:夜間運転

CLAUDE

【危険要因】①視界不良による歩行者・自転車の見落とし ②対向車のヘッドライトによる幻惑 ③疲労による判断力の低下 ④路面状況の確認が遅れる ⑤信号や標識の見落とし……(以下、10項目)

【対策】①早めのライト点灯と適切な光軸調整 ②速度を落とし十分な車間距離を確保 ③出発前の休息・体調確認 ④路肩への注意と段差の確認……(以下、10項目)

【スローガン候補】「夜道は慎重に、目を凝らして、一歩先を読む」……(以下、5案)

30秒も経たないうちに、危険要因10個・対策10個・スローガン5個が出てきた。


Setup — 最初に形式を覚えさせる

最初の一回だけ、出力の形式とルールをClaudeに伝えた。

  • 危険要因は10個、番号付きで
  • 対策は危険要因に対応させて10個
  • スローガンは5案、現場で声に出しやすい短いもの
  • 専門用語は避けて、現場の言葉で

これを一度伝えてしまえば、あとは「KYのお題:〇〇」と送るだけでいい。タンクローリー、雨天走行、高速道路、早朝の霧、どんなお題でも同じ形式で返ってくる。


Rule — あくまで叩き台

大事なのは、AIの出力をそのまま提出しないことだ。

Claudeが出してくる内容は汎用的で、どの現場にも当てはまりそうなものが並ぶ。でも実際の現場には、特有の道路事情や、過去にヒヤリとした場所や、季節ごとの条件がある。そこは自分で手を加える。

「ゼロから考える手間」を省いて、「自分の現場に合わせる作業」に集中する。その切り分けをClaudeがやってくれている感覚だ。

定型業務の時間を減らして、本当に危険な作業のKYに頭を使う。自分にはこういう使い方が合っていると思っている。

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