図書館が大好きな中学生・栞子は、図書館員の茅野先生とともに、図書館にまつわる小さな謎を解いていく。借りた本が返ってこない、館内で見知らぬメモを見つけた——日常の中のちょっとした不思議が物語の発端になる。
重量級SFとは全く異なる、穏やかで温かい読書体験ができる作品。図書館の空気感がよく伝わってくる。
三体やヘイル・メアリーを立て続けに読んだ後に手に取った。あの重量感を一度リセットしたかったのかもしれない。
文字数が少なく、一日でサクッと読了できる。謎解きも日常の範囲を超えず、読み終わった後に心地よい軽さが残る。ヘビーなSFを読み過ぎた時の口直しとして最適だった。
対象年齢は若めの作品だが、大人が読んでも純粋に楽しめる。図書館が好きな人には特に刺さると思う。