Claude Code奮闘記

Excelマクロ、
俺は魔法使いになれるのか

2026.04  ·  #03

最初は「日付を変えるだけ」だった。

職場で毎月使う点検表があった。月が変わるたびに日付を手打ちで書き換える、地味に面倒な作業。「これ、Claudeに頼めばマクロで自動化できるんじゃないか」という軽い思いつきが、すべての始まりだった。


Level 1 — 日付を一括更新する

VBA(ExcelのマクロをつくるためのプログラミングLanguage)という言葉は知っていた。でも書いたことはない。Claudeに「月次点検表の日付を一括で翌月に更新するマクロを作って」と伝えると、コードが出てきた。

意味はほとんど分からなかった。でも貼り付けて実行したら、動いた。

日付が全部変わった瞬間、少し感動した。コードを書いていないのに、コードが動いた。


Level 2 — FAX注文書にVLOOKUPを仕込む

調子に乗った。

次のターゲットは産廃業者へのFAX注文書だった。品番を入力したら品名・単価・業者名が自動で入る仕組みを作りたかった。VLOOKUPという関数(一覧から値を検索して引っ張ってくる機能)をマクロで自動化する形にした。

品番を打つだけで注文書が完成するようになった。同僚に見せたら「え、なにこれ便利」と言われた。地味に嬉しかった。


Level 3 — シフト引き継ぎシステムを作る

そして、ボスキャラが来た。

職場のシフト引き継ぎがアナログで管理されていた。「次のシフトへのTODO、どこに書けばいいの?」という状況が続いていたのを解決しようと思い立った。

完成したのが 「申し送りTODO.xlsm」。7シート構成、4シフト対応。各シフトが担当タスクを書き込み、次のシフトが確認してチェックを入れる。完了済みタスクは自動でアーカイブシートに移動する仕組みまで入れた。

作り終えた後、少し呆然とした。自分が作ったのか、これ。


気づいたら、職場のデジタル化を一人で推進していた。

コードの意味を理解して書いたわけじゃない。Claudeと話しながら、「こうしたい」「ここが動かない」「もっとこう変えたい」を繰り返した結果だった。

魔法使いになれたかどうかは分からない。ただ、呪文の詠唱はできるようになった気がしている。

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